明りに満ちた世界に、あなたは生きている。

幸せをつかむには

今、辛い思いをされていて、苦しんでいる方がいらっしゃるかもしれません。

ただ、人生はやはり一つの学校であり、楽をするために、生まれてきたわけでもなく、いろんな経験を積むために、生まれてきたのだと思います。

仏教では、転生輪廻という思想があり、私達の魂は何度も生まれ変わり、新しい環境で、新しい時代に生まれては、経験を通じて学びを深め、あの世に還っていくということが、教えとしてあります。

私たちは、生まれてくる時に、人生の目的と使命というものを設定し、魂の学び場として生まれてくるのだと思うのです。

そうすれば、自分が置かれている環境において、自分がどのように生きたか、問われる時が来ることになります。

自分は、もし不幸な環境の中に生きたとしても、その条件下で、どれだけ心の光を発することができたかが、自分にとっての課題となっているかもしれませんね。

蛍の光は、昼間は灯ってもよく見えませんが、夜になるとはっきりと見えてくるように、人生の中で暗闇が濃く見える時ほど、その光は強く見えてくるのではないかと思います。

辛く悲しい時にも、難しいことかもしれませんが、何とか暗闇の中に、希望の光を灯すことができないかを、考えていただきたいと思うのです。

家庭の問題で苦しんでいる方、不満がある方がいらしたり、収入面での不満、不安がある方も多いかと思いますが、中には、家族のいらっしゃらない方がいるかもしれませんし、諸事情により収入が断たれている人もいるかもしれません。

また職場で、仕事が面白くないと思っても、病院や自宅で寝たきりになり、自由に動けない方々を思えば、はるかに恵まれた環境に今いるんだなと、違う視点から自分を見る事ができるのではないでしょうか?

確かに辛い時は、暗く考え、落ち込んでしまいますよね。

でも、少し時間がかかるかもしれませんが、心が落ち着いてきて、生きるエネルギーがたくさん湧いてきたら、自分のことを考える時間を少なくして、周りを見てみていただきたいのです。

状況によっては、まだまだもっと苦しんでいる方がいて、その中でも、一生懸命生きようと、努力されている方もおられることに、思いを馳せていただきたいのです。

そうすれば、自分は闇に覆われているように思っていたけど、その方々をみれば、自分は光の中にいるんだと、気が付かされるのではないでかと思うのです。

そして愛のエネルギーで、光を発していただきたいのです。

とても辛い思いをされている方がいて、先が見えず、大変な思いをされている方がいらしゃるかもしれませんが、それは経験を積んで、心の成長と、心を鍛えるためにある出来事なのだ、必ず乗り越えられると信じていただきたいと思うのです。

明けない夜はなく、本当は明りに満ちた世界に生きているんだと信じて、未来は明るくなると、希望を抱いて、この辰年を幸せに過ごすことができますように、心からお祈り申し上げます。

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