瞑想で、内なる宇宙の意思を感じ取る

幸せをつかむには

皆さんの中には、日々努力し頑張っていても、悩みや苦しみから、なかなか抜け出せずにいる人も、多いのではないでしょうか?

自分は、なぜ悩み苦しんでいるのか、考えていただきたいと思うのです。

その悩みは、自己保身しようという思いに基づいて、考えようとしているのではないかどうか、点検していただきたいのです。

自分を、危険なものから守ろうとするのは、本能的だと思いますが、その中に自分を不幸にする要素が入っていることもあります。

その要素の一つは、自分が傷つき、苦しむ状態になったのは、自分を正当化する理由を外に求めるという心です。

自分が不幸である理由を、外に見つけて、自分を納得させようとする、その考え自体が不幸の原因になっている場合があります。

もう一つは、自分を正当化する気持ちが、他の人を攻撃する気持ちに、変わっていく場合です。

失敗を他の人のせいにして、積極的に恨んだり、憎んだり、怒ったり、悪口を言うことで、自分の失敗が許されるような気がして、自分の苦しみが解決された、と思う人がいます。

しかしそれは、悩みが解決したわけではなく、人間関係に不調和を起こすことになり、苦しみが増していき、さらに不幸になってしまいます。

悩み苦しみに対しての考え方として、努力するという教えをもありますが、苦しみの原因が、自己保身の心から、生じるものであるならば、そこから逃れようとしても、逃れることはできないのではないでしょうか?

この世に偶然なるものは何もなく、必然であるならば、今悩み苦しんでいる問題は、起きるべくして、起きているものであり、今の自分にとって、必要な課題が現れてきているのだと、考えられると思うのです。

その課題の中から、何か学ぶ時期が来たのだと、受け取ってみていただきたいのです。

結論を出そうと焦る心が、苦しみの原因となってしまうので、ひとまず心の波立ちを静めてみてください。

深呼吸して、心を落ち着かせ、瞑想や自然とのふれ合いの時間をもってみてください。

夜空の星を見上げて、今ここに自分に対して、宇宙の意思が現れているのだと、考えてみてください。

自分の心を成長させるために、必要なメッセージが含まれているかもしれません。

その中に神様の心、仏様の心を感じ取ってみてください。

受け入れることにより、本当の自分を発見し、他人の気持ちが少しずつ理解できるようになり、自分が多くの人から与えられ、支えられてきたのだと、気が付かされることでしょう。

そして、全ては解決され、そう信じることで、道は必ず開けてくると思います。

人生は、心の学びと成長の旅です。

苦しみは、本物の自己を発見するための、神様からの贈り物であり、本当の幸せに出逢うために、あるのではないかと感じています。

今を大切に生きることで、真の幸福と平和を見つけられる、そのような旅を、皆さんと一緒に歩んで行きたいと願っております。

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