本物の自信をつけたい方へ

幸せをつかむには

人は誰しも、認められたいという気持ちを、持っているものです。

子どもの頃にアピールするのは、親に認めてほしいからで、さらに、自我が確立してくると、特にこの気持ちが強くなってくるようです。

これは、承認欲求と言われるもので、成長のエネルギーでもあり、それ自体は悪いことではないと思います。

しかし、今はSNS全盛期、承認欲求が強くなり、すぐに、人の評価を求めようとする風潮が、一部にはあるようです。

自分のプライベートを公開し、いいね!の数に一喜一憂する、そうした心の中に、もしかしたら、実は自分に自信が持てずに、劣等感で苦しんでいる思いが、隠れているかもしれません。

本物の自信をつけるためには、どうしたら良いのでしょうか?

本物というのは、その人の深いところから光が出ているような感じがします。

本物の光というものは、味わいのある光であり、それは、じわじわと引き寄せられる魅力を持っていると思うのです。

努力も実績もない人ほど、自分のことを、飾り立てて見せたがってしまう傾向が、少なからずあるのかなという気がいたします。

見せかけの成功で認められても、これは天狗的な成功で、いずれ本性がばれてしまい、高転びしてしまうのではないでしょうか。

本物は、自分の手柄をわざわざ主張したり、自慢したりしないようです。

等身大の自分に、自信があるからなのでしょう。

その自信は、地道な努力の積み重ねが必要で、年を重ねることで、実績が認められることにつながるようです。

では、本当に人から認められるには、どのようにすれば良いのでしょうか?

人生の基礎づくりという観点で、海原に浮かぶ、氷山の話がありますので、参考にしてみたいと思います。

氷山というものは、水面上に出ている部分は、全体の一割か二割に過ぎず、その下には、非常に大きな氷の固まりがあります。

水面下の部分が、水を押しのけているのと同等の力が、氷山に働き、それが浮力となって、氷山を支えているのです。

同じように、人生においても、水面下の部分が、大きければ大きいほど、押しのけた水の量に見合った、浮力が働くのです。

この水面下の部分というのが、世間の人々からは、見えない部分のことです。(時に、潜在意識と呼ばれることもあるようです。)

どの人も、他人から見える部分と、見えない部分を持っています。

他人から見えない自分の方が、見える自分よりも、はるかに大きな人のことを、人物ができている人といえると思います。

人目に付くところばかりを、大きく見せて、それを支える水面下の部分が小さければ、コロリとひっくり返ってしまうのは、物理法則でもありますね。

人生にも、水面下の大きな氷山の部分がなければ、浮力の働きが少なく、成功から遠ざかってしまいます。

人から見えない、表面化されないところで、努力や愛の実践を積み重ねてきた人は、本物の光が出てきて、徳が生まれてくるのです。

この徳の部分が浮力となって、周りの方々が認めてくれることになるのでしょう。

このように認められたものであるなら、それは、本当の実力であり、本当の自信も得られるようになると思います。

人生に近道はありませんから、努力の過程や、自分の心の成長を楽しみながら、生きていけたら幸せですよね。

自分に本物の自信が持てるように努力を重ねて、自然と周りの方々から認められ、自分を幸せに、また他の人をも、幸せへと導ける人になりたいものですね。

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